四つ折り

shimaaaadaのブログです。漫画、映画、食べ物、小説などについてつらつらと書いています

七瀬ふたたび4作見比べ

先月「七瀬ふたたび」にハマって、ドラマ2作、映画1作、漫画版、原作と一通り見たのでその感想。

見た順番は

渡辺由紀版ドラマ→原作→映画→漫画→蓮佛美沙子版ドラマ。

最初のドラマであるNHK少年ドラマ版は見てません。TSUTAYA DISCASにないorz

渡辺由紀

七瀬ふたたびにハマる切っ掛けとなったドラマ。

全種見た今でもこれが一番面白いと思う。

特に主人公の七瀬の性格がいい。

外見はショートカットで活動的で、原作とは違うんだけど、自分の超能力に自覚的で、クールで知的、敵には非情なんだけど、ノリオやヘンリーなど、味方にはとても母性的っていう…七瀬の格好いい部分が全部凝縮されてたと思います。

特に良いのは敵との最終決戦で、敵が同じ能力者で子ども、と分かると「殺しちゃ駄目!彼らも傷付いた私達の仲間よ!」ってなるところが…!

子どもを操作するラスボスには怒っても、子どもは護ろうとする姿、戦闘力はないのに、ノリオを逃がして単身敵の元へ向かう背中……。がちカッコいいですこの七瀬。

で、このドラマにしかない魅力として、最終的に普通の人間が味方になり、同じ能力者が敵になる、ことがあると思います。

他の七瀬は普通の人間に迫害される能力者の悲劇、なんだけど、このドラマ版はラスボスも同じ能力者で、普通の人間を逆に支配してやろうという思想の持ち主。そこで、同じ能力者でも、普通の人を支配したいなんて毛頭思っていない七瀬とぶつかるんですよね。

ドラマ版オリジナルである普通の人キャラ園長が、能力者の七瀬に対し「人は皆幸せになる権利がある」というシーンと合わせて考えると、この渡辺由紀版は能力者が迫害されない、普通の人間に対する見方がすごく前向きなドラマ版と思います。

最後に七星が見る夢の世界、ノリオのモノローグも切ないです。

映画七瀬ふたたび

現代に合わせた、という結末以外原作にとても忠実だと思います。

映画だから、画面ばえする派手なシーンも多いです。

個人的にヘニーデ姫が良い!!

ただ、それだけというか………。

本当に原作に忠実なので、この映画ならではの魅力はない気がします。芦名星ファンとか原作好き意外はあえて勧めないかなー。

もしくは原作に興味はあるけど文字が苦手な人とか?

蓮佛美沙子版七瀬ふたたび

嫌いです(どきっぱり)。

出てくる登場人物が皆原作と違う!っていうのにまずドンぴきしましたが、最後の最後で「超能力が人から消えたのは人が人の心を思いやろうとしないから」とかなんとか説教したところで心がえづいた。無いわー……。

能力者と能力者の仲間は優しい、能力者を迫害する人は冷たい、ってなんなんだろう…。能力に自覚的な原作七瀬は普通の人は自分より弱い、だから守る、って考えてたところがあって、そこが格好いいんだけどなあ。自覚的でなかったから仕方ないのか。

他キャラも改変すごすぎてついていけんのですが、一つ断言できるのがヘニーデ姫。彼女は酷い!こんな改変するなら出さなくていい!

原作無視して、ひとつのドラマとして見てもなあ…………ラストの警察の行動ハチャメチャ過ぎませんか。警察も支配する悪の組織とか正直なんだそれ、っていう。

長くなったけど、ほんとについてけません。

改変七瀬が好きになれるかどうかかなー。

漫画版七瀬ふたたび

これも原作におおかた忠実なんですが、七瀬に敵を即死させる必殺技が備わっているのが大きな改変、かつ魅力です。

絶版だったので中古で買いましたが、原作七瀬好きなら一読価値ありかと。

電子復刻に期待!