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四つ折り

shimaaaadaのブログです。漫画、映画、食べ物、小説などについてつらつらと書いています

【小説】流燈記(三浦哲郎)

【粗筋】

10年ぶりに茸狩りに訪れた山で、朽ちたトーチカを見つけた耕三は、戦時下の自分を思い出す。30年前、中学生だった耕三は真里亞という年上の女学生と知り合った。真里亞は英国人と日本人の混血児だったが、そのことは耕三も真里亞自身も知らなかった。戦況が悪化する中で、自分が混血だと知った真里亞は、より日本人らしくなるために最前線へと向かう決意をする。別れの日、耕三は真里亞から自分の体を好きにして構わない、と迫られる。耕三は断ると彼女の手を引いて歩き出す。

【感想】

とてもおもしろくて長らく書籍化がされてないというのが不思議でしたが、最後で納得。

回想シーンのまま、冒頭に戻らずにおわるというのが物足りない…。というか、作者の中では未完だったから書籍化しなかったのではないか。

多分、この話のあと真里亞は死ぬか消息不明になるんだろうけど、主人公はその時も泣かない気がします。