四つ折り

shimaaaadaのブログです。漫画、映画、食べ物、小説などについてつらつらと書いています

【小説】あひる(今村夏子)

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デビュー作の「こちああみ子」がすごかった作者の新作。

発売直後に図書館でリクエストしたのですが、30人待ちだったのでやっと読めました。

感想ですが、やってることは「こちらあみ子」と同じで、一見普通に見える家庭に普通じゃない異物(あみ子の場合はあみ子、この短編ではタイトル通りあひる)をぶち込んで、徐々に徐々にその家庭の異常さや弱さをあぶり出していく……という感じですね。

特に大きな事件や人物が書かれるわけではないのに、読後感は重いです。一読したら忘れられない。

ただ、あひるの方があみ子と違って動物で、死という終わりが与えられる分、まだ読みやすいです。

あみ子はなあ……読後のどこにもいけない感じがつらかった。

そして、ああいう子はどこにでもいそうだということがまた……。

 

ここまで書いてて、あひるの感想ではなくあみ子の感想になってると思ったのでやめます。